新居浜工業日記

「科学と人間生活」甘酒づくり

 環境化学科1年生「科学と人間生活」での甘酒づくりの実験の様子です。
 「炭水化物」の単元では、多糖であるデンプンが、体内で消化酵素アミラーゼによってマルトースやグルコースに加水分解されることを学びました。また、「食品と微生物」の単元では、古くから発酵食品製造に大きく微生物が関与していることを学んでいく予定となっています。この二つの単元を実験によって体験できるものの一つが「甘酒づくり」なのです。作業手順は次のとおりです。
 ①もち米を研いで洗い、1時間以上吸水させてから2カップの水でおかゆをつくります。ふつうのお米(うるち米)でも可能ですが、もち米の方がより甘くなります。これは、もち米のでんぷんの方が、酵素により分解されやすいからです。
 ②もち米が炊飯できたら、カップ1の熱湯を加え、混ぜながらあら熱をとり、約70℃まで冷まします。もち米が70℃まで冷めたら、班ごとに取り分けて、米こうじを混ぜ込みます。米こうじ付着しているコウジカビがつくるアミラーゼで加水分解(糖化)してマルトースやグルコースに還元させていきます。
 ③実験室の定温乾燥器に入れて、温度を60℃に10時間程度保ちます。(ここで1日目の仕込みが終了)
 ④翌日の授業で、仕込み前の状態と「色」「香り」「味」について比較して記録しました。
 新年に初詣へ行ったり、3月の雛祭りでは、甘酒が振る舞われたりすることがあります。寒いときに、たき火を囲みながら、ポッと暖まる甘みのある甘酒をいただくと、身体の中から活力が湧いてきますね。別名「飲む点滴」とも言われています。ここで(理科とは関係なく)クイ~ズ。「【甘酒】は、いつ(春・夏・秋・冬)の季語でしょうか?」。正解は、各クラスの国語担当の先生に聞いてみてください!

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