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企業見学(環境化学科1年)

2023年2月17日 07時00分

 2/3(金)、環境化学科1年生が、企業見学を実施しました。午前中、福助工業株式会社本社工場、午後からは大王製紙株式会社川之江工場、三島新工場・三島臨海工場を見学しました。
 福助工業では、各製造室内入室時には、衣服異物除去ローラーで30秒ローラー掛けをし、手洗いおよび手指消毒・エアーシャワーを行いました。衛生管理が徹底されていました。包装資材トップのメーカーとしての徹底した取り組みに感心しました。製品部門としては、6部門展開しており、ゴミ袋、ラミネート製品、紙加工品、不織布製品等幅広い事業展開をしています。サトウキビから砂糖を取った後に残る糖蜜から作った植物性プラスチックを配合した製品も作っており、石油資源の節約と二酸化炭素削減にも貢献していることが実感できました。
 大王製紙の川之江工場は、見学コースがあり、製造室に入ることなくガラス越しに製造過程を見学することができました。身近な紙製品の製造過程を詳しく見学することができました。また、新工場・臨海工場では、N10マシンを見学しました。眼前の幅8m、長さ300mの巨大マシンは、圧巻でした。また、岸壁にはチップ船が係留され、原料チップを搬入しているところも見学でき、大変幸運でした。チップヤードには、入荷したチップが山積みになっており、壮大でした。ひと月分の原料であることを知り、大変驚かされました。また、植林事業も実施しており、環境にも配慮していることが理解できました。木材チップからパルプを取り出すとき出る「黒液」を燃料にして、機械を動かしたり、電気をつくって資源の有効活用を行っていることも分かりました。
 2社とも、われわれの身近な製品を製造しており、大変親しみやすい企業でした。資源を有効に活用し、無駄をなくし、環境に配慮した事業を展開していることがよく分かりました。「地球環境化学」という科目でも、このような学習をしています。企業見学を実施することで、さらに学習を深めることができました。
【福助工業株式会社本社工場】

【大王製紙株式会社川之江工場、三島新工場・三島臨海工場】

※写真撮影時のみマスクを外しています